肩から毛が積極的に生えようとしている。この現象は最近というわけではなく、大学に入学した時くらいから起き続けている。この現象に対して、今までは何となく気持ち悪いからという理由で、肩毛が生えてきたら手で抜くといったことをやってきた。しかし最近ふと思うのが、何故この毛らは肩から生えようとするのだろうか、ということだ。そもそも毛というのは守られるのが望ましい体の一部を守るためのものだと思っていた。そうだとすると、僕の肩に毛が生えることは、つまり僕の肩は守られるべきなのだということになる。そうか?肩って割と強くないか?体の守られるべき度でいったらたぶんいやおそらくしかし確実に下から数えた方が早い部分だと思う。たぶんこう思っているのは僕だけではないだろう。本来強くて守られなくても大丈夫なはずの肩に毛が生えようとしている。これは一体どういうことだろうか。考えられる原因は二つあって、一つは僕の肩が強いというのが幻想で毛が生えていない状態でいるといつか滅びるということ。もうひとつは毛自身が体の一部を守るということ以外に新たな存在意義を見出したということだ。前者であれば話は簡単で、病院に行くというのが唯一の解決方法となる。一方後者であるとすると、その存在意義が何なのかを見極めるために観察を行う必要がある。この場合、解決方法を考えるのは存在意義が判明してからに見送られる。結局何が言いたいかっていうと、肩の毛を抜くのはやめてしばらく生やし続けてみようということだ。肩が守られるべき部分だというのは考えにくいが、毛を生やし続けてみた結果、肩の上がもじゃもじゃになりプロテクターを装備したアメフト選手の如くなれば、いよいよ肩がやばいということも視野に入れていいだろう。また、もじゃもじゃにならなくても毛の生える新たな意味が分かるかもしれない。なので、これからは肩の毛をじっくり観察して毛が生える理由を明らかにしていこうと思う。