C++プログラミング入門
- 作者: グレゴリーサティア,ダウグブラウン,Gregory Satir,Doug Brown,望月康司,谷口功
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 2001/11/01
- メディア: 単行本
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手始めに読んだのが上に挙げた本。主な特徴は
といったところ。これらの特徴のためなのか、薄い本になっている。
一通り読んでみて、参照って何なんだろう、と。普通にコード書くときに参照使うのかな。ポインタで事足りてるような気がする。でも演算子の多重定義をサポートするというのは何となく納得。例えば、あるクラスで代入演算子をオーバーロードして使う場合を考える。そのとき operator=() 関数にオブジェクトへのポインタを渡すように定義すると、代入演算子の右辺で明示的に(代入元のオブジェクトの)アドレスを渡さなければならない。でも参照渡しにすれば右辺で明示的にアドレスを渡す必要がない、つまりもともとの代入演算子と同じように、そのクラスで新しく定義した代入演算子を使うことができる。本で述べられていたのは、たぶんそういうことだと思っている。しかしこれでは参照とポインタの違いは構文だけということになってしまうなあ。他に何か違うところがあるのだろうか。
とりあえず、この本だけでは当然足らないと思うので同じようなコンセプトとレベルの本をもう一冊くらい読もうかと考えている。