『ゲームのお仕事』業界研究フェア 一日目

『ゲームのお仕事』業界研究フェアに行っていくつかの講演を聴いてきた。以下ではそれらについてのテキトーな感想を述べる。まず一日目

世界のゲーム産業の変化をキーワードから理解する

残り20分くらいから聴いた。とりあえずまとめとして、ゲーム業界で働きたいならとにかくモノ作れというようなことを一万時間の法則を引き合いに出して言っていたのが印象的。実際に作って周りからの評価を受けるところまでが大事というのは確かにその通りと思う。作るものがゲームでなければ、今の環境でもそういうシチュエーションは結構見つかる。何故そのような評価を受けたのかを考えることが大事なはず。

ゲーム業界人事採用担当者対談 2010(1)

この日のパネラーはバンナムコーエーテクモの方。スクエニの方はお休み。最近来る学生に変化があるか、プログラマ足らない、サラリーマン開発者についてなどの話があったが、一番おもしろかったのはコミュニケーション能力についての話。伝えるだけで終わりじゃなくてその後のアウトプットまでが大事だとか何故話が分かりやすいかを考えることが大事など。一口にコミュニケーション能力といってもそれが何を表しているかは人や場面によって異なることがあると思う。本当に求められているものが何なのかを掘り下げて考える必要性を感じた。

「何を学んだか」より「学んだことをどう生かすか」

自分はプログラマ志望なのだけれど、企画など他の役割の人がどんな考えを持っているのか興味があって聴いてみた。まず講演者がおもしろい人だった。何でおもしろいと思ったのかはうまく言えないけど、たぶんいい意味で期待を裏切られたからだと思う。企画っていうともっと派手なイメージを勝手に持ってたけれど、この講演者は話し方は地味だし経歴もまるでプログラマのよう。しかし大学で研究していたことや興味ある事柄をゲーム作りにどう生かしていくかというところで、自分のような大学院生には参考になったと思う。

ソーシャルゲームとネットエンターテインメントのお仕事

ソーシャルゲームは最近よく話題に上がるので気になって聴くことに。ただ、ソーシャルゲームや、ニコ動みたいなウェブサービスがどういう仕組みで動いているのかという以外の情報はこの講演では得られなかった。これからどうなっていくのかというところに興味があったのだけれど具体的な話は特になし。質疑応答で将来性についての質問があってそれに対する答えが「ゲームの面白さ自体は変わらないから今後も普及する」とのこと。ゲームの面白さが変わらないというのも嘘っぽいし、なにより楽観的すぎてきれいごとみたい。学生向けの講演ということを鑑みれば正しい答えとも捉えることもできるけど。