日常からの脱出そして生還

16日に全ての試験終了。それから二日後に夜行バスで上越国際まで。バイト後という強行日程だったのでバス中は非常につらかった。隣席は知らない人。特に喋ったりはしなかったけど休憩の隙にカーテンを閉められたりした。ちなみに自分が窓側。申し訳ない気持ちになる。朝七時くらいに着く。何しに行ったかというとスノーボードをしに行った。これを言いだす機を完全に逸してしまったということである。一日目が心身ともにひどくつらいのは去年経験済み。だが経験しているからといってどうにかなるものではない。本当に帰りたくなった。二日目からは体が慣れてきて楽しく滑れるようになる。これも去年経験済み。人間の環境に対する順応能力の高さには本当に驚く。今年は初心者用のスロープでジャンプしてみたりした。着地は必ずといっていいほど失敗する。でも飛んでいるときが楽しいので何回も飛ぶ。その度に転ぶ。おかげで首が痛くなった。二泊して帰る。東京に戻ってきたのに向こうと同じくらい寒く感じるのは何故なんだろう。しかしこうして日常に戻ってきたときの快感はたまらない。自分にとって非日常は日常のためにあるのである。それから非日常を過ごしている間は日常ではまるで時間が止まっているかのよう。もし定期的に非日常に逃亡していったら歳をとるのが遅くなりそうでちょっとこわい。